今回はココテラスの丘で販売しているサンドイッチやレシピヲのフレンチトーストのパンでお世話になっております「スタジオ・ブレ(旧ピノ)」さんへお話を伺いに行って来ました。
創業45年の知多地域では最も古くからあるパン屋さんです。知多半島にお住まいの方で知らない人はいないのでは? というぐらい地元に愛されているお店で、そのパンは皇室へ献上されたこともあるとか。
そんな有名店の店主久米さんは、なんと独学でパン作りを学び、開業したんだそうです。
当時は今と違い、「できたてのパン」というものがこの辺りではどこにも無く、その焼きたてのおいしさから店は人気になったとお伺いしました。
久米さんはその人気に甘んじることなく、さらなる技術を磨くため、東京に泊まり込みの修行に行き、その技術を存分にお店で発揮してきたといいます。
ブレさんのパンの特徴はなんといっても無添加。おいしいだけでなく、体に優しいものを作ることが僕のこだわりだと久米さんはいいます。もっといいものを、もっとおいしいものをお客様に届けたい。そんな向上心を忘れない久米さんが作るパンだからこそ、これまで愛され続けているのだと思いました。
今年で70歳になる久米さんはこのように語ります。
「さまざまな経験があり今のパンがある。経験や出会いを経て作るパンはまさにその人の心を具現化したもの。そんなパンを通して多くの人の笑顔をこれからも増やしていきたい。」
その話を聞いて、また「スタジオ・ブレ」さんのパンが食べたくなってきました。
レシピヲ店長 神谷