三代目! たまご農家 市田旭宏のたまご奮闘記 vol. 1

三代目たまご農家の市田旭宏です。昔から「人の役に立つ仕事がしたい」と思っていました。実家が動物病院だったということもあり、動物の命を救う「獣医師」に憧れて、浪人生活もいとわず猛勉強のすえ獣医学部に進むことができました。

静岡で獣医師として働き出して2年目の夏、常滑に帰省した時のこと。親父(社長)から「たまごの直売所を始めようと思うんだ、構想5年、やっと実現しそうでな」。 その話はかねてより聞いていたし、母がやるのか、誰が運営するのか気になって質問すると「お前に決まってるだろ」と。当時はお菓子作りはもちろんのこと、料理も全くできなくて。 趣味は映画鑑賞、ラーメン店巡り。お店を持つということ、人を雇うということ、それらは、全 く知らない世界、全く知らないことだらけ。でも、「自分がやる」ということに、不安よりもワクワクが優ってしまいました。それは、久しぶりに食べた卵かけご飯に感動した直後だったからかもしれません。とにかく、とにかく、これから始めることにワクワクしてしまったんです。

そこから怒涛の勢いでことが進みました。すぐに勤務していた院 長にその旨を伝え、半年後には修行先の洋菓子店でカスタード作りに悪戦苦闘の日々が始まったのでした。

デイリーファーム 専務 市田 旭宏

投稿者:cocoterrace_admin